クライスラーグループのフィアットノースアメリカは11日、フィアット『500』に「Prima Edizione」を設定すると発表した。
この特別なフィアット500は、米国のフィアットとランチアのオーナーズクラブ主催イベントで、フィアットノースアメリカからのサプライズとして、明らかにされたもの。500台が限定リリースされるとアナウンスされ、米国のフィアットファンを沸かせた。
Prima Edizioneとは、ファースト・エディションの意味。フィアット500は年末に米国上陸を果たすが、Prima Edizioneは、その導入記念限定車の位置づけだ。
ボディカラーは、ホワイト、レッド、グレーの3色を用意。「Prima Edizione」のエンブレムと限定車を示すシリアルナンバープレートが添えられる。このシリアルナンバーは1~500までの希望番号が抽選で選べ、その番号が米国での車体番号、いわゆるVINコードに入れられるという。
フィアットノースアメリカによると、VINコードへの希望ナンバー打刻は、今回が初。それだけ、フィアットが500の米国導入に力を入れている証と受け取れる。フィアットは、「Prima Edizioneは、コレクターズモデルとなるだろう」と語っている。