米国テスラモーターズは1日、EVスポーツカーの『ロードスター』の改良モデル、「ロードスター2.5」を発表した。2006年のデビュー以来、初めて外観の手直しを受けている。
ロードスター2.5は、新デザインのフロントバンパーやディフューザーを採用。このディフューザーの形状には、未来のテスラ車のデザインモチーフが反映されているという。足元には新デザインのアルミホイールが装着され、カラーはシルバーとブラックが選択できる。
インテリアも改良を受け、シートデザインを変更。快適性やサポート性を引き上げるとともに、新しいランバーサポート機構を導入した。フロントフェンダー内部の素材見直しにより、静粛性を向上。オプションでバックカメラ付きの7インチタッチスクリーンモニターが用意されたのも新しい。
メカニズム面では、EVパワートレーンの耐熱性能をアップさせたのが特徴。動力性能には変更はなく、「スポーツ」グレードの場合、モーターは最大出力288ps、最大トルク40.8kgmを発生。0-96km/h加速3.7秒、最高速201km/h(リミッター作動)の性能だ。1回の充電で、最大393kmを走行できる。
ロードスター2.5は、北米や欧州で1日からオーダー受け付けを開始。テスラのイーロン・マスクCEOは「今回の改良は、顧客の声を反映したもの。また、『モデルS』の開発で得たノウハウも注入した」とコメントしている。