池田財務副大臣は1日、来年度の予算編成方針を記者団に問われ、過去の地方への公共事業のばらまき予算配分を批判した。
「90年代以来の予算編成 とりわけ公共事業などは各県横並び。空港や港湾の例がいちばん端的だが、国民生活にもプラスにならないし、成長にも役に立たない」
国際拠点空港化やスーパー中枢港湾など世界を相手にした「国際競争にも遅れてしまった」と述べた。
さらに、政権交代と予算編成のタイミングが重なった2010年度予算と違い、2011年度予算は「本格的な予算編成なので、財政運営戦略、真正町戦略に則って、しっかりとやらなければならない」と覚悟を語った上で、予算配分の選択と集中の重要性を、次のように語った。
「歳出を71兆円以下に抑える中期財政フレームの下に大胆な組み替えをやっていく方針で臨んでいきたい。組み替えが重要」
「去年から言っていることだが、各省庁に既存の考え、既存の枠の組み替えをしてもらいたい。もっとそれを徹底する。省庁縦割りの弊害をなくし、垣根を越えて、有限な国のお金を有効に使っていきたい。そこに最大限の努力をしていきたい」と、各省に協力を求めた。