アウディは1日、欧州向けの『R8スパイダー』に4.2リットルV8を搭載する「4.2FSIクワトロ」を追加した。
『R8』のオープン版、R8スパイダーは2009年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。5.2リットルV10を積む「5.2FSIクワトロ」の1グレードのみだった。アウディは今回、4.2FSIクワトロの追加により、バリエーションの拡大を図る。
エンジンは、クーペのR8と共通の4.2リットルV型8気筒ガソリン。最大出力430ps/7900rpm、最大トルク43.8kgm/4500~6000rpmを発生する。最大トルクの90%は、3500~7500rpmの幅広い領域で引き出される設定だ。
トランスミッションは、6速MTまたは「Rトロニック」。アウディ自慢のフルタイム4WD、「クワトロ」とのコンビネーションにより、0~100km/h加速4.8秒、最高速299km/hという卓越したパフォーマンスを発揮する。
R8スパイダーの4.2FSIクワトロは、ドイツ本国では2010年7~9月に発売予定。現地価格は12万1000ユーロ(約1300万円)からとアナウンスされている。日本導入に関しては、現時点では未定だ。