日本自動車工業会が29日発表した5月の四輪車生産実績は前の年の同じ月にくらべ30.6%増の70万8453台と7か月連続で増加したが水準は2年前の7割の水準だ。
5月は国内販売が35万6000台と前年同月にくらべ22%の増加になったほか、輸出も同47.1%増の34万台と増加した。車種別では乗用車が前年同月にくらべ29.4%増の60万8000台、トラックが同37%増の9万2000台だった。
生産は上向いているものの、リーマンショック前の2008年5月に比べるとまだ76%の水準。為替の円高による現地生産シフトで輸出の水準は依然として低い。また9月末にエコカー補助金が切れると国内需要も減速すると見られる。