佐川急便、業界初の宅配専用ナビを導入 ゼンリンデータと共同開発

自動車 ビジネス 企業動向

佐川急便は、グループのSGシステム、ゼンリンデータコムが共同開発した宅配専用車載ナビゲーション・システム『Biz-Navi(ビズナビ)』を集配車両に導入する。7月1日から順次搭載し、今年度は3037台に導入する。

Biz-Naviは、宅配便事業者を対象に専用画面・機能を装備した業界初の製品で、目的地である全ての配達先を同一画面で一括表示し、最適な経路を選択できる。また、地図上で選択した地点から近い5件の配達先を優先候補として自動で表示する。

配達時間帯指定サービスに対応し、時間警告機能も搭載する。

佐川急便とSGシステムはBiz-Naviを試験的に導入した車両と未搭載の車両で同一コース・個数で比較実験をした結果、Biz-Navi搭載車両が未搭載車に比べ、所要時間で21%短縮でき、走行距離も34%短縮できた。燃料消費量も34%削減でき、コスト削減とCO2排出量削減に役立つ。

佐川急便ではBiz-Naviの導入で経験や土地勘に頼らず配達能力を落とさない宅配業務を進めるとともに、輸送品質の向上やコスト削減、CO2低減にも貢献していく構え。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集