メルセデス・ベンツ日本から『SLS AMG』が発売された。このモデルはメルセデスAMG社の40年以上の歴史の中で、初のAMG専用モデルである。
SLS AMGを作るにあたって絶対に譲れない方向性があったという。メルセデスAMG社マーケットマネージメントマネージャーミハエル・リプケン氏は「メルセデスベンツAMGからスーパースポーツカーを出すのであれば、卓越したハンドリングとパフォーマンスを提供したいというものでした」。
1967年に設立されたAMGについて、「2名の情熱的なエンジニア、アウフレヒトとメルヒャーの2名がAMGを設立しました。これがAMGのAとM。Gはアウフレヒトの故郷であるグロース・アスパッハのGを取って名付けられました」という。
リプケン氏は「2005年から06年にかけて、SLS AMGをダイムラーの取締役に提案し、多いに賛同を得たのです」と開発のスタートを話す。「設計は全て新しいものです。メルセデスベンツの既存のプラットフォームをベースとしたものではないのです」と。
「SLS AMGは、燃費やエミッションなどの厳しい要求事項も充たしており、最先端で最高レベルのスポーツカーといえるでしょう」と、リプケン氏は自信を見せた。