【ケータイナビガイド '10】カーナビタイムの“原点”を改めて実力検証…NAVITIME ドライブサポーター インプレ前編

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◆“ケータイでカーナビ”を浸透させたナビタイム

ケータイナビといえば「NAVITIME」がその市場を作り上げたといっていいかもしれない。業界の老舗であり、知名度はもちろん豊富な機能は同業他社と比べてもトップクラス。auと協業して古くから「EZ助手席ナビ」として自動車向けのルートガイド機能などを提供しており、先日はWND(Wireless Navigation Device)の「カーナビタイム」を発表したが、今回はその原点とも言える助手席用ナビ「ドライブサポーター」の実力を改めて検証してみたい。

携帯電話の小さい画面に沢山の情報量を詰め込むケータイナビの画面構成や機能は、「複雑で機能が多すぎる」という感想を持つ人もいるかも知れない。だが、すべてを使いこなすのではなく、自分に合った機能を選んで使うサービスであると考えればよい。そう考えれば多機能であることはデメリットにはならない。


◆携帯電話の入力環境に応じた進化を遂げた

多くのケータイナビは目的地や検索地点を入力する画面をメインとしたユーザーインターフェイスが主流だ。例外はインクリメントPの『MapFanナビークル』くらいだろうか。

検索からスタートさせるUI構成は、もともとケータイのナビアプリは乗換案内や歩行者向けのアイテナリー形式の情報サービスから始まっているからと思われる。通常のカーナビのように起動直後に現在位置を表示してほしい気もするが、携帯電話の場合、ナビ専用に使うわけではないので、まずどこかへ行く、行きたい場所を調べる、などをトリガーに利用すると考えれば、理にかなった設計である。

ドライブサポーターを利用する場合、最初に使うメニューはもっぱら「トータルナビ/地図」か「ドライブ/渋滞情報」のどちらかだろう。目的地をスポット名、施設・建物名、住所、郵便番号のどれかを入力して検索するが、住所や名称、フリーワードで検索する入力フォームと、電話番号・郵便番号(数字入力)で検索するフォームの2種類が表示される。

これも、通常のカーナビだと名称入力、住所入力、郵便番号入力とカテゴリごとにメニューが分離しているのが、文字系か数字系かの2つの入力フォームを使い分けるだけなので、慣れるとこちらのほうが楽だ。また、地名といっしょに店舗名や施設名を入力できるので手間が省ける。

専用カーナビでは複雑な操作より単純作業の繰り返しのインターフェイスを採用する傾向にあるが、携帯電話のアプリの場合、通信や画面遷移の最適化を優先に考えているようだ。したがって、入力はなるべくフリーフォーマットで一度に入力させ、あとは確認操作(はい、いいえなど)だけで済むような設計になっている。


◆行楽シーズンに活用したい渋滞予測機能

また、NAVITIMEでは検索地点を出発地点にも到着地点にも任意に設定できるようになっている。これも出発地点は現在位置が前提というカーナビとの設計思想の違いといえる部分だが、実際の現在位置を起点に「トータルナビ/地図」または「ドライブ/渋滞情報」によってルートを検索するという使い方に徹するとよい。もちろん、これらのメニューからでも、任意の起点、目的地の設定は可能だ。

NAVITIMEでは、現在の一般道・高速道路の状況だけでなく日付・時間指定による渋滞予測も可能だ。過去の統計データから指定した日付、時刻の予測を表示するものだ。例えば、2010年5月1日午前7時の東名高速道路の下り車線の渋滞予測をしてみると、東京 - 川崎ICで6Km、川崎 - 横浜町田ICで11kmの渋滞となっていた。同日午前10時になると、川崎 - 海老名SA間で24kmの渋滞が予測されている。事前に渋滞予測を確認すれば、出発時間を調整することができ、時間の節約にもなる。
《中尾真二》

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