ポリマー世界市場、自動車など拡大で2013年に8兆円…富士キメラ

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富士キメラ総研は、情報携帯端末、フラットパネルディスプレイ、自動車、産業機械の部材などに利用されている耐熱・透明ポリマーの世界市場を調査し、その結果を報告書「2010年耐熱・光学ポリマー/特殊コンパウンドの将来展望」にまとめた。

汎用プラスチック、エンプラ、スーパーエンプラ、熱硬化性樹脂、特殊ポリマーなどのうち、耐熱性、透明性に優れる主要ポリマー36品目の各市場と全体市場の需要構造を調査分析するとともに、導電・帯電防止、電磁波防止などの機能付加を行う特殊コンパウンド8品目の市場についても需要動向、技術動向などを調査分析した。

それによるとポリマー市場は需要先が電気・電子部品や自動車部品が多いことから2008年秋から需要が低迷した。ただ、2009年第2四半期以降は、フラットパネルディスプレイ関連市場が回復、自動車や産業機械関連も新興国を中心に市場が回復しつつある。

2009年の対象35品目の市場は2295万t。前年比2.8%増で、6兆4867億円(同1.2%増)となった。数量ベースでは、耐熱ポリマー18品目が7.1%、透明ポリマー17品目が92.9%を占める。

市場予測では、2013年に耐熱ポリマーが2兆1193億円に拡大、透明ポリマーも5兆9171億円となり、ポリマー市場全体では8兆364億円となると予想する。

《レスポンス編集部》

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