デロイトトーマツコンサルティング(伊香賀正彦社長、東京都千代田区)は17日「電気自動車(EV)に対する意識調査」の結果を公表した。
調査結果によると、今すぐEVを購入できる場合、4割の人が購入を検討すると回答した。一方で高価であることや走行距離、充電が購入の阻害要因になるとの結果が出た。購入を検討しないとした6割の人に理由を聞いたところ「高価」と答えた人が81%、「走行可能距離に制限ある」と答えた人が76%に上った。
購入希望価格は「150万~249万円」と答えた人が40%と最も多く、「80万~149万円」とした人も29%あった。走行可能距離がどれくらいあれば購入するかとの問いには「320km以上」とした人が85%だった。
調査は今年3月13~15日にインターネットを通じて行い、2075人から回答を得た。同調査は米国でも実施した。米国ではEVの購入を検討する人としない人の割合は50%ずつ、走行距離は81%の人が「320km以上必要」などと答えた。