フォードモーターの中国合弁、長安フォードは1日、5月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、5月としては過去最高の2万3742台。前年同月比は17.8%増と、16か月連続で前年実績をクリアした。
販売好調の大きな要因が、09年に発売した新型『フィエスタ』。5月は6547台を販売し、前年同月比はほぼ50%増と大きく伸びた。これは、3月に1.3リットル直列4気筒エンジンを積む4ドアセダンを追加した効果だ。
主力車種の『フォーカス』は、前年同月比11.7%増の1万2631台をセールスした。フォーカスは今年3月、中国現地累計生産台数が50万台に到達。中国ツーリングカー選手権にも参戦中で、その知名度を高めている。
また、『モンデオ』は4113台、『S-MAX』は451台を販売。着実に実績を伸ばした。
長安フォードのナイジェル・ハリス代表は、「フォードは中国の顧客に、世界基準の車とサービスを届けてきた。これが好調な販売に直結した」と述べている。