新日本石油は大手需要家との交渉の結果、ベンゼンの6月の契約価格を前月と比べて1t当たり150ドル引き下げて845ドルとした。ギリシャ債務問題に端を発する欧州の財政状況が悪化し、世界景気回復の減速要因となる懸念から、原油価格が大幅に下落しており、ベンゼンアジアスポット価格も下落しているため、契約価格も引き下げる。引き下げは3か月ぶりで、800ドル台は昨年12月以来。国内価格換算想定値は1kg当たり82.7円となる。