フォードにもフロアマット問題浮上

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NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)は1日、フォードモーターの2車に関して、アクセルペダルにフロアマットが引っかかる可能性があるとして、調査に乗り出したと発表した。

NHTSAによると、調査対象は2010年モデルのフォード『フュージョン』とマーキュリー『ミラン』。両車のユーザーから3件の苦情が寄せられ、その内容はオプションのゴム製全天候型フロアマットがしっかり固定できず、アクセルペダルに引っかかるというものだ。実際の事故の報告は受けていないものの、NHTSAでは両車の安全性に関して、調査を開始。対象は2010年モデル、24万9301台だ。

フロアマットがアクセルペダルに引っかかる問題といえば、トヨタが2009年11月、同様の問題で『カムリ』『アバロン』『プリウス』、レクサス『IS』など、約535万台のリコール(回収・無償修理)を発表したのが記憶に新しい。

NHTSAは、ウェブサイトでフォード2車の顧客に対し、「ドライバーの意図しない加速を引き起こす危険性がある」と、注意を喚起。米国では、NHTSAの調査の行方に注目が集まっている。

《森脇稔》

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