地図の差分更新に対応した富士通テン・イクリプス『AVN7500』だが、同社製ナビとして初めて採用された機能がもうひとつある。それが「細街路案内」だ。これまでは音声案内の対象外だった細街路にある目的地についても、最後までしっかりフォローする。
細街路とは同社の定義では「幅員3.0m以上、5.5m未満の道」となる。これまで同社製ナビでは、目的地が細街路の中にあった場合は最後まで音声案内を行わず、その手前で「目的地周辺です。音声案内を終了します」と誘導を打ち切るようになっていた。
以後は地図に示された点線などでの表示を見ながら、ユーザー自身の判断で目的地を目指さなくてはならず、「カーナビとしての意味をなさない」という指摘もあった。
AVN7500は細街路を通る必要があったとしても、目的地の30m手前までは音声誘導を行うように改められた。また、交差点などでは地図の拡大表示も行われるため、従来機よりも入るべき交差点を間違えにくくなっている。