ダイムラーは23日、北京モーターショーにおいて、『マイバッハ』のマイナーチェンジモデルを公開した。動画共有サイトでは、そのPR映像を公開中だ。
2002年のデビュー以来、初のマイナーチェンジは、大がかりなもの。フロントは新デザインのクロームグリル、シャープなエッジを強調したボンネットを採用。フロントバンパーには、LEDデイタイムランニングライトが組み込まれた。リアはテールランプをダークレッド化。ドアミラーも空力抵抗に配慮した新デザインだ。標準ボディは「57」「57S」、ロングボディは「62」「62S」の合計4タイプが設定される。
エンジンは引き続き、6.0リットルV型12気筒ツインターボだが、57Sと62S用は最大出力が18psアップして630psへ。それでいて、欧州複合モード燃費は6.33km/リットル、CO2排出量は368g/kmと、4 - 6%の改善を果たした。
インテリアは、従来どおり基本的にフルオーダー。ロングボディの62シリーズは、後席用モニターを9.5インチから19インチへ大型化。「WLAN」と呼ばれる無線インターネット接続システムも用意された。2009年の限定車、「ツェッペリン」に導入された世界初の香水スプレー機能も選択できる。
トリムパネルには、カーボンファイバーとダークブラウンバーズアイメープルが新登場。レザーシートには、スワロフスキー社の「クリスタライズ」仕上げも設定されるなど、豊富な素材や色の組み合わせパターンを用意して、エグゼクティブのニーズに応える。
さらなるラグジュアリー性が追求されたマイバッハ。中国の富裕層を意識したPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。