メルセデスベンツ日本が20日発表した『Eクラス』の4人乗りオープンモデル、「E350カブリオレ」には、オープン時に室内に発生する乱流を低減する装備「エアキャップ」がオプションで用意されている。
このエアキャップは、フロントウィンドウフレーム上部に設置された可動式ウインドディフレクターにより、車両上部の気流を持ち上げ室内の空気を滞留させるもので、室内に発生する乱流を大幅に低減し、乗員の快適性を大幅に向上させたという。
操作はボタン1つで起動し、160km/hまでの速度で起動することができ、さらに最高速度までそのまま使用可能という。「もちろん(最高速でのオープン走行)そのような方はいらっしゃらないと思いますが」とメルセデスベンツ日本の上野金太郎副社長は付け加えたが、その有用性については自信をみせる。
上野氏は「エアキャップはコロンブスの卵で、誰でも考えそうなものであるがいままでなかったもの」とこれまでになかった機能として紹介、他のオープンモデルにも採用が検討されていることを明かした。
エアキャップは、コンフォートパッケージの前席シートに内蔵された首まわりを暖める機構の「エアスカーフ」を含むセットオプションとなり、価格は15万円。Eクラスカブリオレはオープン状態でもスマートに乗るのが似合うクルマなので装備は必須のアイテムとなりそうだ。