トヨタなど13社、豊田市で低炭素社会実現に向けプロジェクト開始

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トヨタ自動車は8日、豊田市ほか中部電力など13社が企画した「愛知県豊田市における『家庭・コミュニティ型』低炭素都市構築実証プロジェクト」が、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されたと発表した。これに伴って実証実験への取り組みを開始する。

プロジェクトでは、豊田市の街づくりの一環として、地方都市型の低炭素社会システムを構築する。将来、日本国内や海外の都市へ横展開することを視野に入れて、国や地域、先進国と新興国といった、それぞれ異なる社会環境に応じたシステムを構築する。

プロジェクトが目指すシステムは、太陽光発電、風力発電といった再生可能エネルギーを活用して二酸化炭素(CO2)排出量を削減するとともに、電力供給の平準化で安定的に供給され、系統の整備にかかるインフラコストを最小限に抑えること。

これに沿って家庭内でのエネルギー有効活用、コミュニティのエネルギー有効活用、低炭素交通システムの構築、生活者行動支援によるライフスタイルの変革・インセンティブ効果の検証、グローバル展開に向けた戦略検討に取り組む。

これらの取り組みによって、主要な注力分野である家庭・交通両セクターで、それぞれ20%、合計で40%のCO2排出量削減を可能とする地方都市型の低炭素社会システムの構築を目指す。

《レスポンス編集部》

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