富士重工業は、廃棄物の積込みや排出作業を電動で行う環境に優しい塵芥収集車を開発し、4月12日から発売する。
今回発売する電動式塵芥収集車は、リチウムイオン電池などの次世代電池に比べると、2次電池として広く普及していることからコストを抑えられる「シールドバッテリー」を採用、塵芥収集車として市場普及を期待できる価格を実現したとしている。
廃棄物の収集や排出などの作業は、シールドバッテリーを動力源とした専用モーターで行うため、エンジンを停止させることが可能で、作業時の二酸化炭素の排出量や消費燃料、騒音などを大幅に低減することが可能。
さらに、作業中のバッテリー切れなどを考慮して、モーター駆動とエンジン駆動を任意で切り替えることができるパラレル駆動方式を採用したほか、家庭用コンセントからの充電を可能にするプラグイン方式とした。
今回の電動式塵芥収集車については特許を出願中。