【三菱 RVR 新型発表】欧州ではSUVテイストが強め

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三菱『RVR』のメインマーケットは欧州である。現地では『ASX』の車名で呼ばれる。デザイン本部デザイン部エキスパート、金澤さんは、このプロジェクトに就任早々アイディアスケッチとカラーリングを持ってロシアとヨーロッパへヒアリングへ行った。

欧州では日本と比べて、新型車のSUV的なテイストを記号として捉えていて、それを強調した方が商品企画が伝わるということがわかった。そこで、「欧州向け仕様は、フロントフォグランプの上のラインから下を黒に塗り分けることで、SUVルックにしました。マーケットによって細かく表現を分けられるようにしてあります」。

「(乗用車テイストが好まれる)国内市場では、ここがモノトーンになっていると乗用車感を感じてもらえるとのリサーチ結果でした」と、ワールドワイドでもきめ細かく対応しているようだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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