1月の国際カーエレクトロニクス技術展でクラシックカータイプの電気自動車『ミルイラ』を発表したTakayanagi(静岡・浜松)は、ミニカー規格の電気自動車にあわせた軽量・コンパクトなモーターを開発、同社オリジナルのデモカーに載せて展示した。新開発モーターは、炭素繊維強化樹脂で覆われ、従来のアルミ合金製モーターに比べ総重量で20%の軽量化を達成させている。ボディが外されたデモカーは、前輪の真ん中に、デフギヤを挟むように左右に新開発モーターが付く前輪駆動車。後輪の間に制御用の基盤などが、座席下付近に12Vの鉛バッテリが6個収まり、72Vの電圧が供給される。足元は4輪独立サスペンション、12インチタイヤを履く。「ミニカー規格には、50ccのスクータと同じ出力条件があり、電気で駆動する場合は定格出力を0.6kw以下のモータを使用しなければならない。0.6kWはエンジンでいう0.8ps程度。公道を快適に走行するためには少ない駆動力をより効率よく伝えるための工夫がいる」(同社)また、今後の市販化などについて同社は「販売のめどは立ってるが今は具体的には話せない」としていた。TakayanagiブースがあるPV EXPO 2010(国際太陽電池展)は5日まで、東京ビッグサイトでFC EXPO(国際水素・燃料電池展)と同時開催。
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