【ジュネーブモーターショー10】ベルトーネ パンディオン、次期アルファ ブレラ を示唆

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ベルトーネ パンディオン
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イタリアのデザイン工房、ベルトーネは2日、ジュネーブモーターショーでコンセプトカーの『パンディオン』(PANDION)を発表した。次期アルファロメオ『ブレラ』を示唆した1台だ。

パンディオンは、アルファロメオの創立100周年を記念して製作。ベルトーネのデザイン&ブランドディレクターに就任したマイク・ロビンソン氏が、就任後初めて手がけたコンセプトカーだ。

ロビンソン氏は、パンディオンのキーワードを「スキン&フレーム」と表現。スキンはイタリア車が持つ美しいスタイルを意味し、フレームはイタリアンレーシングカーの高性能を意味する。美しさと熱いパフォーマンスを併せ持つのが、パンディオンというわけだ。

そのデザインは、大胆そのもの。フロントにこそアルファロメオ伝統の盾型グリルが配されているものの、強く寝かされたウインドスクリーンや、流れるようなサイドウインドウグラフィックスが強烈な個性を放つ。リアにもフロントと同様、Vシェイプが採用される。

最も注目すべきは、サイドドア。逆ヒンジでリアタイヤの上方へ、垂直に開く。その高さは3.6m。車名のパンディオンとは鷹の一種に由来したネーミングだが、まさに鷹が翼を広げたかのような圧倒的存在感だ。

フロントノーズに収まるのは、4.7リットルV型8気筒エンジン。これは『8Cコンペティツィオーネ』用と共通で、最大出力450ps、最大トルク48.9kgmを引き出す。シャシーなども8Cコンペティツィオーネから流用されているもようだ。

パンディオンのボディサイズは、全長4620×全幅1971×全高1230mm、ホイールベース2850mm。アルファロメオブレラ(全長4415×全幅1830×全高1365mm、ホイールベース2530mm)よりひと回り大きいが、全高は135mmも低い。2+2シーターの室内は、未来的な雰囲気にあふれている。

パンディオンは、あくまでコンセプトカー。しかしそのモチーフは、次期アルファロメオブレラに反映される見込みだ。

《森脇稔》

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