ヒュンダイ ソナタ 新型がリコール トヨタ追撃に障害

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ソナタ新型(2月発売)
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ヒュンダイは24日、主力4ドアセダンの新型『ソナタ』をリコールすると発表した。米国では今年2月、新型ソナタを発売したばかり。販売開始から、わずか2週間でのリコールとなった。

初代ソナタは1985年にデビュー。使い勝手に優れるミドルクラスセダンは韓国で大ヒットし、一躍ベストセラーになった。新型は6代目に当たり、2009年9月に韓国で発表。2009年12月のロサンゼルスモーターショーでは、米国仕様が披露された。

米国向けのソナタは、アラバマ工場で2009年12月後半から生産され、2010年2月に米国発売。現地価格は1万9916ドル(約180万円)からと、コストパフォーマンスは高い。米国では、トヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』、日産『アルティマ』、シボレー『マリブ』、フォード『フュージョン』などのミッドサイズセダンがライバルだ。

ヒュンダイは24日、韓国と米国で新型ソナタのリコールを発表。対象は韓国で約4万6000台、米国で約1300台の合計約4万7300台だ。不具合の内容は、室内からフロントドアを開ける際、ドアノブの下にあるロックが押され、外側からドアが閉まらなくなるというもの。ヒュンダイはソナタの販売を一時停止し、部品交換作業を進めている。

今回のリコールは、米国では販売開始からわずか2週間での出来事。トヨタの大リコールを受けて、攻勢を強めるはずだったヒュンダイにとっては、出鼻をくじかれた格好だ。

《森脇稔》

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