東京都、国土交通省、警視庁などで構成する東京都道路工事調整協議会は23日、工事渋滞の低減を目的に、原則として年度末の路上工事を抑制すると発表した。
対象道路は、都内の国道、都道、首都高速道路で、3月1日から31日までの1か月間、車線規制を伴う路上工事を抑制する。
ただ、道路陥没や水・ガス漏れなどに対する工事など交通事故防止、公衆災害防止のための緊急工事や維持作業、沿道建物へのライフライン供給工事、常設作業帯内および未共用区間内で行われる工事などのほか、早期に効果が現れる共同溝、鉄道、首都高などの建設工事や橋梁補修等の工事、地下鉄火災対策などの工事は抑制対象から除外する。
路上工事の抑制により、2008年度は2002年度に比べ3月の路上工事時間が約47%縮減されている。