アウディジャパンが2日に発表、発売したアウディ『TT RSクーペ』のエクステリアデザインについて、アウディ・ジャパン営業本部商品企画部長、野田一夫さんは「主に空力の処理が施されています」という。
「まず、フロントバンパーの形状について、両サイドにより大きなエアインテークがあることと、その外側のエッジを大きく立体形状にしています」と特徴を話す。左側のエアインテークはトランスミッションに、右側は補助ウォータークーラーに走行風を送るものだという。
そして、リアに関しては、「通常の『TT』は電動でせり上がるスポイラーですが、それよりも大型のスポイラーを固定式で装着しています。この目的は高速時のダウンフォースを獲得するためで、ブレーキング時や走行時の安定性が増しているのです」という。開発する際、実際にニュルブルクリンクなどサーキットを走ったり、アウトバーンなどでの超高速走行での安定性に効果があったという。
また、エクゾーストパイプが楕円形であったり、リアスポイラーや、ボディ下面に配置されたディフューザーによって、止まっている時でも高速での高い性能をアピールするデザインになっているとも語る。