ヤマハ、人員削減へ---早期希望退職者800人を募集

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ヤマハ発動機は、早期希望退職者800人を募集すると発表した。

同社は、2009年度からの先進国事業の急激な需要減少、為替の円高などの経営悪化に対応するため、経費や調達コストの削減、国内工場の一時操業休止、設備投資圧縮などの緊急対策に加え、先進国事業の固定費削減に向け、国内生産工場の効率化、人員の再配置・生産設備の減損などの収益構造改革に取り組んでいる。

人員対策は、2009年度に、中途採用見送りや新卒採用抑制、人員再配置、系列外出向、ワークシェアリング、キャリア転進プログラム、賃金・賞与減額など、様々な対策を実施してきた。

しかし、短期的に回復が見込めない先進国の事業環境を想定するなか、さらなる固定費削減が必要であると判断、人件費の削減と経営の効率化のため、人員削減による合理化を実施する。

早期希望退職の募集は8月に実施する予定。退職日は10月となる。

希望退職者への特別退職加算金等の費用約110億円を、2009年12月期通期の個別決算で「事業構造改善費用」の特別損失に含めて計上している。

《レスポンス編集部》

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