アウディジャパンが2日に発表したアウディ『TT RSクーペ』。2010年の目標販売台数は100台で、これは「『TTロードスター』の年間販売実績と同じ数」(同社)という。TTロードスターに比べ、TT RSクーペは「それほど競合するクルマはないだろう」と同社は話す。
「40歳代のTTユーザーが上級移行するというパタンが一番多く、競合他社からの乗り換えはおそらく少ないだろう。上級移行によって生じる数百万円の価格差もジャンプできる人たちだと思っている」(同社)
それでもTT RSクーペの競合となる相手を、発表会の図版では「ポルシェやメルセデスベンツの“ハイパフォーマンスモデル”」(同社)と紹介しているが、フロントに直列5気筒エンジンが横置きに配置されたTT RSとそれらとは「やはり直接は競合しない」と同社は言い切る。
「TT RSクーペを購入しようとしている人は、アウディの歴史を買おうとしている。アウディ・ファンは5気筒という言葉を聞くだけでワクワクするはずだ」(同社)