実際の事故では「正面衝突よりも件数が多い」とされるのが側面衝突。交差点での出会い頭事故は後を絶たない。これを受け、自動車アセスメントでも平成11年度(1999年度)から側面衝突試験を実施している。今回の報道公開では、ホンダ『ステップワゴン』が試験対象車となった。これまでの報道公開でミニバンが前面衝突試験に用いられることはあったが、側面衝突では今回が初めてとなった。衝突位置が低いためか、ガラスがそのまま残っていたのは印象的だった。動画の撮影にあたって、側面衝突用の試験場は狭く、報道陣が立ち入れるスペースは限られている。側部に可動バリアがヒットする様子を正面側から撮るのが一般的だが、日本自動車研究所の職員が「車高の高いクルマなので横転する可能性が高い」としたため、インパクトのある絵を狙い、試験直前にポジションを変えてみた。バリアが衝突するまで約10秒。映像ではゆっくりと倒れていくが、実際にはこれも一瞬の出来事。
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