GM、ハイブリッド用モーターを自社開発---2013年実用化

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GMの次世代モーター研究開発施設
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GMは26日、モーターの自社開発を促進し、2013年に発売する新型車に搭載すると発表した。最初にこのモーターを採用するのは、ハイブリッド車となる。

すでにGMはミシガン、インディアナ、カリフォルニアの各州にモーター関連の研究開発施設をオープン。低価格で、高性能&高品質、耐久性に優れるモーターの開発に着手している。米政府による1億0500万ドル(約95億円)の低利融資を含め、総額2億4600万ドル(約220億円)をモーター関連の研究開発に充てている。

GMの自社開発モーターは、2013年を目処に実用化。このモーターを最初に搭載するのは、EVではなくガソリンハイブリッド車となる。後輪駆動用の次世代「2モードハイブリッド」車が、その第1号車だ。

2モードハイブリッドは、GMとダイムラー、BMWが2006年に共同開発したハイブリッドシステム。低速用と高速用の出力特性の異なる2基のモーターを積み、オートマチックトランスミッションによって制御する。現在、GMは大型SUV&ピックアップトラックに、ハイブリッド仕様を設定している。

この2モードハイブリッドシステムの次世代版に、新型モーターは組み合わせられる。GMは「米国でモーターを自社開発する最初の主要自動車メーカーになる」と意欲満々。2モードハイブリッドへの搭載に続いて、EVなどへの拡大展開も計画している。

《森脇稔》

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