フィアットは20日、欧州向けの『500』の限定車「500 by DIESEL」に、新しいディーゼルエンジンを搭載した。
500 by DIESELは、2009年発表。イタリアの人気アパレルブランド、ディーゼルとコラボレーションして生まれた特別なフィアット500だ。ボディカラーには、ディーゼル創始者兼社長のレンツォ・ロッソ氏のプライベートジェット機と同じ色、「ディーゼルグリーン」を用意。ディーゼルブランドのモヒカンマークが各部にあしらわれるなど、こだわりが表現された。
日本には2009年3月、限定150台が上陸。価格は274万円だった。フィアットによると、全世界の限定台数1万台のうち、約6000台はオーダー済みだという。
フィアットは今回、欧州向けの500 by DIESELに、新ディーゼルを搭載。2世代目となる1.3リットル直4ターボディーゼル「マルチジェット II」は、最大出力95psを発生。アイドリングストップ機能を標準装備し、排出ガス性能はユーロ5を満たす。
またボディカラーには、新色として「ミッドナイトインディゴブルー」を設定。フィアットとディーゼルが連携し、ジーンズをイメージさせる深みのあるブルーを開発した。
最新クリーンディーゼルを得た500 by DIESEL。限定1万台のうち、残り4000台の完売も、それほど遠い時期ではなさそうだ。