BMW 3シリーズ クーペとカブリオレがイメージチェンジ

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BMWグループは17日、欧州向け『3シリーズクーペ』と『3シリーズコンバーチブル』(日本名:『3シリーズカブリオレ』)の2010年モデルを発表した。外装を中心に変更すると同時に、新エンジンを搭載する。

外観はワイド化されたキドニーグリルや新デザインのヘッドライトが特徴。前後バンパー、ドアミラー、テールランプのデザインも見直した。細かい部分では、オーバーハングをフロント29mm、リア3mm延長し、さらにダイナミックさを強調。ヘッドライトはバイキセノンが標準だが、オプションでLEDデイタイムランニングライトが装備できるようになった。

室内の変更点では、3本スポークのマルチファンクションレザーステアリングホイールが目を引く。コンバーチブルのレザーシート、ステアリングホイール、シフトレバーなどには、夏場の直射日光による表面温度上昇を抑えるアイデアを導入。また、全車に最新のカーテレマティクスシステム、「BMWコネクテッドドライブ」がオプション設定される。

ガソリンエンジンに関しては、トップグレードの「335i」の直噴3.0リットル直6が、ツインターボのN54型からツインスクロール・シングルターボのN55型に変更。ハイプレシジョンインジェクションやバルブトロニックの効果もあって、最大出力306ps/5800rpm、最大トルク40.8kgm/1200 - 5000rpmを引き出す。従来のN54型と比較すると、最大トルクの発生回転数が100rpm低められた。

トランスミッションは、6速MTとパドルシフト付き7速ダブルクラッチの「スポーツオートマチック」。0-100km/h加速はクーペが5.5秒、コンバーチブルが5.8秒、最高速はどちらも250km/h(リミッター作動)の実力だ。欧州複合モード燃費は11.4 - 11.9km/リットル、CO2排出量は196 - 205g/kmである。

ガソリンのエントリーグレードとして、セダンでおなじみの「318i」グレードを新設定。ハイプレシジョンインジェクションやリーンバーン方式を採用する2.0リットル直4は、最大出力143ps/6000rpm、最大トルク19.4kgm/4250rpmを発生する。

0-100km/h加速はクーペが9.1秒、コンバーチブルが10.3秒、最高速はどちらも210km/hと実用的なスペック。欧州複合モード燃費は15.15 - 15.87km/リットル、CO2排出量は146 - 154g/kmだ。

ディーゼルは「325d」と「320d」に新エンジンを搭載。325dは3.0リットル直6ディーゼルに可変ジオメトリーターボや最新コモンレールインジェクションを追加した。最大出力204ps/3750rpm、最大トルク43.8kgm/1750rpm、0-100km/h加速6.9秒(クーペ)、7.5秒(コンバーチブル)、最高速244km/h(クーペ)、238km/h(コンバーチブル)、欧州複合モード燃費16.39 - 17.54km/リットル、CO2排出量151 - 160g/kmをマークする。

320dは、新しい2.0リットル直4ターボディーゼルを積む。最大出力は184ps/4000rpm、最大トルクは38.7kgm/1900rpmと、従来よりも7ps、3kgmパワーアップ。0-100km/h加速は7.5秒(クーペ)、8.3秒(コンバーチブル)、最高速は237km/h(クーペ)、228km/h(コンバーチブル)、欧州複合モード燃費は19.6 - 21.28km/リットル、CO2排出量は125 - 135g/kmだ。

2010年モデルの3シリーズクーペとコンバーチブルは、欧州ではガソリン5、ディーゼル4の合計9ユニットとなり、クーペの5グレードでは4WDの「xドライブ」が選択可。335iと320dの6速MT車には、新型『5シリーズ』と同様、ドライサンプオイル潤滑システムが採用された点も注目できる。

《森脇稔》

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