【デリーモーターショー10】タタ、新型タクシー発表…価格は18万円程度か

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タタ・マジックアイリス
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インドのタタモーターズは5日、デリーモーターショーにおいて、『マジックアイリス』(Magic Iris)を発表した。小型ボディで5名乗りを実現したワンボックス車で、インドで主流の三輪タクシーの置き換えを狙う。

インドでは、「オートリクシャー」と呼ばれる三輪タクシーをよく見かける。オート三輪の後部にシートを設けただけの簡易設計で、屋根はビニール生地。ステアリングホイールはバイクと同じバーハンドルだ。

タタのマジックアイリスは、旧態依然とした三輪タクシーの代替需要を狙って開発された。メタル製ルーフを持つボディはスクエアなデザイン。ホイールベースは長めに取り、居住性を追求した。室内には、助手席にひとり、後席に3人の合計4名を乗せられる。

エンジンは611ccの水冷ディーゼルで、最大出力は11.3ps。燃料タンク容量はわずか10リットルで、最高速は55km/hとパフォーマンスは必要最低限だ。10インチのバイアスタイヤが標準で、12インチのラジアルタイヤはオプションと、徹底的なコスト削減が図られている。

タタはこのマジックアイリスを、2010年内にインドで発売する計画。価格は公表されていないが、日本円で18万円程度と見られている。昨年7月、日本円で約21万円からという低価格車『ナノ』を発売したタタだが、今度はこのマジックアイリスが旋風を巻き起こしそうだ。

《森脇稔》

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