アフターマーケット、保有意識の低下で縮小…矢野経済

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矢野経済研究所は、「自動車アフターマーケット」を調査し、その結果を「自動車アフターマーケット総覧2009年版」にまとめた。

調査は2009年10 - 12月にかけて中古車、カー用品、部品販売などの事業者を対象に聞き取りなどで調べた。

調査結果によると2008年アフターマーケットの規模は13兆4240億円と推計。自動車保有台数の減少やユーザーの自動車に対する保有意識の低下などから、アフターマーケット事業者間の顧客獲得競争は激化している。その結果、整備やカー用品などの商品・サービスは低価格化競争に拍車がかかり、アフターマーケット全体は縮小傾向にあるとしている。

アフターマーケットが縮小するなか、顧客の利便性を高めて囲い込みを図ることを目的に、本業との相乗効果の高い事業の多角化を進める傾向が強まっていると分析。顧客獲得競争の激化による低価格化競争のなか、事業者は利益確保のため、こうした事業の多角化を進める必要があるとしている。

《レスポンス編集部》

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