プラグインハイブリッド(PHV)の国内での燃費審査は、国土交通省が新しい測定モードである「JC08」のみで実施することになった。
トヨタ『プリウスPHV』の場合、HV走行時の燃費は1リットル当たり30.6kmだが、これは最高で38km(10・15モード)となっている「『プリウス』とほぼ同等の性能」(開発担当の田中義和氏)という。PHVのガソリンタンクはプリウスと同じ40リットルを搭載、フル充電時のEV走行と合わせると「モード走行で約1400kmは走ることができる」(田中氏)としている。
またPHVとしての燃費は1リットル当たり「57.0km」が審査値となっている。これはガソリン消費がゼロとなるEV走行の実際的な比率を「ユーティリティ・ファクター(=UF)」と呼ぶ数値で示し、それをもとにPHVトータルとしての燃費を算出したものだ。プリウスPHVの場合、UFは0.462(走行比率46.2%)と認定されている。