北米日産は1日、インフィニティ『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)の2010年モデルを発表した。フロントを中心に手を加え、イメージチェンジ。装備の充実も図られた。
インフィニティGセダンは2009年モデルで、エンジンを3.5リットルV6から、『Gクーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)と共通の「VQ37VHR」型3.7リットルV6(328ps)に変更。同時に7速ATを搭載した。今回の改良は、メカニズム面ではなく、内外装のリニューアルに主眼が置かれた。
フロントはヘッドランプ、グリル、バンパーのデザインを一新。ヘッドランプ部分にあったフォグランプは、独立させてバンパー内に配置した。「スポーツ」グレードは、ヘッドランプクラスターをブラックアウト。全車が新デザインのリアバンパーを採用し、17インチ仕様のアルミホイールも新しくなった。
インテリアは、シート&ドアトリムやアルミパネルの色合いを変更。センターコンソールは形状を見直して使い勝手が向上した。液晶を使ったメーターは、ホワイト指針が特徴。オプションのハードディスクナビゲーションは最新世代にアップデートされた。
2010年モデルのラインナップは、「G37セダン」(ベース)、「G37ジャーニー」「G37AWD」「G37Sスポーツ6MT」の4グレード。2日に開幕するロサンゼルスモーターショーで正式発表された後、米国では2010年1月から販売がスタートする。日本でも日産スカイラインが、同様のフェイスリフトを受ける見込みだ。