GMは25日、2011年初頭から新型シボレー『カマロコンバーチブル』の生産を、カナダ・オンタリオ州のオシャワ工場で開始すると発表した。
GMは2007年1月のデトロイトモーターショーにおいて、『カマロコンバーチブルコンセプト』を初公開。2006年1月のデトロイトで披露した『カマロコンセプト』のオープン版の位置づけだった。
当初、カマロコンバーチブルは2009年末には市販されるはずだった。ところが、GM系の部品会社が2008年8月に経営破たん。その影響でパーツ調達が遅れ、今年3月、新型『カマロ』のクーペの生産が、遅れに遅れてオシャワ工場でスタートした。
今年5月末、今度はGMが経営破たん。そのままカマロコンバーチブルはお蔵入りかと見られていた。しかし、GMが今月16日に発表した7 - 9月期決算では、最終赤字が11億5100万ドル(約1000億円)に改善。そして今回GMは、新型カマロコンバーチブルの市販化にようやくゴーサインを出すに至った。
新型カマロコンバーチブルは2011年初頭から、クーペと同じカナダ・オンタリオ州オシャワ工場で生産。同工場ではシボレー『エクイノックス』とGMC『テレーン』も生産しており、2011年からは新型『リーガル』も製造されることが決まっている。
コンセプトカー発表から4年という難産の末にデビューする新型カマロコンバーチブル。カマロは2002年の4代目をもって生産を終了するが、2009年、クーペが奇跡の復活を遂げた。それだけに、米国のファンにとっては、コンバーチブル登場が待ち遠しいことなのかもしれない。
日本では12月5日よりクーペの販売を開始する。