日産とコカコーラZEROがタイアップ…FCVをリース販売

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コカ・コーラ社にリース販売されるエクストレイルFCV
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北米日産は24日、『エクストレイルFCV』を米国で初めてリース販売すると発表した。排気ガスをまったく出さないゼロエミッション車という点を利用して、コカ・コーラ社が「コカ・コーラZERO」のPRに活用する。

エクストレイルFCVは2002年12月、日本の国土交通大臣の認可を受け、実証実験をスタート。その成果を生かした改良を続け、最新型は最高速度150km/h、最大航続距離500kmを確保している。

水素は700気圧の高圧タンクに充填し、電力は最新のリチウムイオンバッテリーから供給。最大出力は120ps、最大トルクは28.6kgmを発生する。日産は燃料電池車の本格生産を、2015年までに開始する計画だ。

今回、北米日産は、米国における燃料電池車リース販売の第1号車を披露。このエクストレイルFCVは、カリフォルニア州に本拠を置くサクラメント・コカ・コーラボトリング社にリースされる。

これはエクストレイルFCVがゼロエミッション車であり、コカ・コーラの糖分/カロリーゼロ版、「コカ・コーラZERO」の広告宣伝に最適と判断されたためだ。サクラメント・コカ・コーラボトリングでは、エクストレイルFCVを1年間、各種イベントなどに活用。この契約は2年間延長できる。

外観は淡いブルーのボディカラーに、コカ・コーラのデカールを貼り付けた仕様。サクラメント・コカ・コーラ社のボブ・ブラウン上級副社長は、「燃料電池車の導入は、我々の環境への取り組みを示す大きな一歩。燃料電池車の納車に興奮している」とコメントしている。

《森脇稔》

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