東京汐留イタリア街がクラシックカーで染まった日

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東京汐留のイタリア街に集まったクラシックカー
  • 東京汐留のイタリア街に集まったクラシックカー
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  • 今回のグループ分けのひとつ、エコカー&サイクルカークラスに参加したBMWイセッタ(1960年)
  • エコカー&サイクルカークラスに参加したフィアット500F(1968年)
  • ビンテージ&ポストビンテージクラスに参加したフィアット508SバリッラMM(1935年)
  • 展示のみの参加であった、アルファロメオ・ジュリアTZ(1964年)。カロッツェリア・ザガートの作品としては非常に有名な1台。鋼管フレームを持つためTZ(Tubolare Zagato)と呼ばれる。
  • ザガートクラスで最も多かったアルファロメオ・ジュニアZ。この写真のモデルは1.6リットルの排気量を持つタイプ
  • 同じザガートボディを持つものの、全く違う個性を持つ2台。左はアストンマーチンV8バンテージ・ザガート(1986年)とアルファロメオ1900C SSZ(1955年)。しかし、約30年の開きがあるもののザガートの特徴であるルーフにある2つの盛り上がり(ダブル・バブルという)がおわかりになるだろうか

ヒストリックカー・ラリーのCOPPA DI TOKYO(コッパディ東京)が23日東京汐留のイタリア街で開催され、この街が約100台のクラシックカーで埋め尽くされた。主催はCOPPA GIAPPONE実行委員会。

このイベントは、鈴鹿サーキット、京都、小海、軽井沢、浜名湖などで開催されているヒストリックカー・ラリー“COPPA GIAPPONE”シリーズの1つ。COPPA とは、英語のCUPに相当し、杯を意味するイタリア語だ。昨年の東京イベントは、上野の東京国立博物館を拠点に開催され、第2回目となる今年は東京汐留のイタリア街を拠点として開催された。

午前中はイタリア街を出発し木場を経由、新木場や台場など東京のウォーターフロントをまわるタイムラリー(制限速度内でA地点からB地点までを、事前に決められた時間に正確に到着できるかを競うもの)、午後は参加者や一般来場者の人気投票によるコンクールを開催。このイベントの来場者全てが楽しむことができるよう工夫が凝らされている。

毎回何らかのテーマを掲げ開催されるこのイベントだが、今年は、90周年を迎えたイタリアのカロッツェリア・ザガートとし、クラブ・ザガート・ジャポネの協力により、ザガートのデザインした様々なクルマたちが集結し来場者の目を楽しませた。

主催者によると、来年も11月に開催を予定しているという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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