【メルセデス・ベンツ BlueEFFICIENCY テクノロジー】「“プレミアム”と“エコ”の両立はメルセデスの本質的価値」…商品企画マネージャー

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【メルセデス・ベンツ BlueEFFICIENCY テクノロジー】メルセデス・ベンツ日本 豊生浩一 マネージャー
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「ブルーエフィシェンシー」と題して、様々な環境技術に取り組むメルセデス・ベンツ。今回はメルセデス・ベンツ日本で新型Eクラスの商品企画を担当する豊生(とよお) 氏に、輸入ガソリン車で初のエコカー減税対象車となった「E250CGI ブルーエフィシェンシー」について話を聞いた。

◆CGIへの反響は予想以上に大きい

----:まずは新型Eクラス全体について簡単にご紹介ください。

豊生:Eクラスは、メルセデス・ベンツの中核となるモデルです。新型は当初3リットルと3.5リットルのV6、そして5.5リットルのV8で始まり、続いてE63AMG、そしてこの10月にE250CGIブルーエフィシェンシーを導入し、それと同時期に4輪駆動の4マチックを導入しています。

----:E250CGIブルーエフィシェンシーは、日本向けEクラスでは久々の4気筒モデルですが、ユーザーの反応はいかがでしょうか?

豊生:これまでは4気筒、6気筒、8気筒といったヒエラルキーや、(Eクラスのような高級車では)4気筒はふさわしくないのではないか、という予想もあったわけですが、実際に発売して驚いたのは反響が予想以上に大きかったということです。あらためてお客さまには、高い環境性能を求めるマインドやニーズがある、と思った次第です。

----:セダンのE250CGIブルーエフィシェンシー アバンギャルドは輸入ガソリン車で初のエコカー減税対象車となりました。これは一番乗りを目指したのでしょうか?

豊生:ダイムラーは、他のメーカーに先駆けて環境技術に対して積極的な投資をしている企業です。環境性能に優れたガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、そして今後はF-CELL(燃料電池車)、電気自動車といったパワートレインを市場に投入することを発表しています。日本市場では、Sクラス ハイブリッドを輸入車初のハイブリッド車として投入し、たいへんご好評いただいています。

こういった経緯もあり、ガソリン車でもE250CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルドを輸入車初のエコカー減税対象車としたかった、ということはあります。また、E250CGIブルーエフィシェンシーは欧州でも9月に発売したばかりで、右ハンドル車の導入は日本市場がUKと並んで最も早かったです。

◆排気量だけでは性能を語れなくなってきた

----:それだけ日本市場に力が入っている、ということですね。日本仕様のE250CGIブルーエフィシェンシーには、ベースグレード(634万円)とアバンギャルド(698万円)がありますが、やはりアバンギャルドが販売の主力ですか?

豊生:先代Eクラスの最終型で(2.5リットルV6の)E250にアバンギャルドを設定したのですが、それが予想以上に好評でした。やはり昨今はエントリーモデルでも装備やスタイルの良さが求められる、ということだと思います。さらに今回のE250CGI ブルーエフィシェンシーアバンギャルドはエコカー減税対象となった点も含めて、現時点でお客さまにはメリットの大きいモデルだと思います。ただ一方で、実利を求める、Eクラスの基本的価値を楽しみたい、というお客さまもいらっしゃいます。その点では必要なものだけを装備したベースグレードも欠かせません。

----:今後CGIエンジンは他のモデルにも展開されるのでしょうか?

豊生:大前提としてあるのは、今後ヨーロッパで実施されてゆくCO2総排出量規制をクリアしてゆかなければ、自動車メーカーは生き残っていくことが困難だ、ということです。エンジンの効率を高めるにはいろいろな方法論があり、その一つが250CGIのように排気量を小さくしながらターボでパワーを補うという「ダウンサイジングコンセプト」です。今のところ欧州以外の地域ではガソリンのV6がEクラスの主流ですが、今後は一部が4気筒に少しずつシフトしてゆくのではないでしょうか。

----:今回のCGIは排気量が1.8リットルなのに「250」を名乗ります。

豊生:今までは排気量に近い数字がモデル名称でしたが、昨今ではパワートレインが多様化したことで排気量だけでは性能を語れなくなっています。これはドイツ本社の意向でもありますが、今後は基本的にクルマの持つ性能に応じて呼称を決めて行くことになります。

◆4気筒離れした静粛性とスムーズネス

----:確かにE250CGIのエンジンは最大出力が従来の2.5リットルV6と同じ204psで、最大トルクにいたっては3リットル並みの31.6kgmを2000〜4300回転という低いレンジで発揮します。もはやエントリーグレードとは呼べない立派な性能値ですが、実際に運転した時の印象はいかがでしたか?

豊生:「これ本当に1.8リットルかな」と思うほど、トルクがきっちり出ていることに驚きました。そのため非常に運転しやすい。またアイドリング時の振動が非常に小さいので、知らなければ4気筒だと気付かないのでは、と思いました。250CGIはメカニカルノイズの小さいターボや特殊な形状のタイミングチェーンを採用することで、4気筒としてはたいへん静粛性に優れたエンジンになっていると思います。このあたりはぜひお客さまに試乗していただき、体感して欲しい点です。

◆ブルーエフィシェンシーの周知を通じて“プレミアム”と“エコ”を訴求していく

----:試乗と言えば、メルセデス・ベンツでは今年末までの2か月間、8週連続で国内各地へ「メルセデスとともに行く旅行」が当たるという、かなり思い切った試乗キャンペーンをスタートされました。ディーラーでの試乗だけでなく、さらに一泊旅行の「試乗ドライブ」までしていただこうという企画です。

豊生:メルセデス・ベンツの良さというのは、長距離をドライブして初めて分かる部分が大きいと思います。高速道路などでじっくり乗っていただき、新型Eクラスの快適性や安全性、トルクフルな走り、そして燃費の良さを体感することで、「ブルーエフィシェンシー」テクノロジーの一端に触れていただければ、という願いから生まれたキャンペーンです。

----:あらためて、「ブルーエフィシェンシー」とは何なのでしょうか?

豊生:「エフィシェンシー(効率)」という言葉は環境性能を語る上で、まさにキーワードになるものです。なぜなら、今あるものの効率を高める、ということには、お客様にとっても地球環境にとっても双方の大きなメリットになるからです。「プレミアムであり、エコでもある」という私たちのブランドが持つ本質的価値こそが「ブルーエフィシェンシー」であると考えています。

《丹羽圭@DAYS》

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