今週電撃発表されたトヨタのF1撤退や、ルノーの撤退検討報道を受け、フェラーリはこの危機的状況の責任はFIAにあると非難している。
「F1はこの12か月の間に主要な参戦者を失い続けている。ホンダ、BMW、そして先日発表されたブリヂストンとトヨタ」
「その代わりにマノー、ロータス、USF1、カンポスといったチームが参戦することにはなっているが、数が変わらないからといって、状況も同じだと言えるのか。その中でいったい何チームが2010年開幕戦のグリッドに着き、また最終戦まで残るだろうか?」
「撤退が相次いでいる原因は、世界的な経済危機よりも、F1を運営する側との争いの方が大きいのではないか」とFIAを非難する声明を発表したフェラーリ。
アガサ・クリスティの推理小説になぞらえ「罪あるものが判明するのは、主要キャラクター全員が次々と死んだ後。われわれもそんな結末を望んでいるのか、それとも別の結末をF1という本に書くことを望むのか?」と、まとめている。