日産 マーチ、欧州で40%の増産

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英国サンダーランド工場
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欧州日産は27日、英国サンダーランド工場における『マイクラ』(日本名:『マーチ』)の生産量を40%増やしていることを明らかにした。これは、欧州主要国で実施されているスクラップインセンティブ効果による販売増を受けたものだ。

9月の欧州全域でのマイクラの販売台数は、前年同月比は4%増の1万0445台。欧州向けマイクラの生産拠点、英国サンダーランド工場では9月、約1万1000台のマイクラがラインオフした。

マイクラは、とくに地元英国で人気。これは5月下旬に導入されたスクラップインセンティブの効果だ。英国では1999年9月以前に登録された旧車を一定の環境基準を満たした新車に代替する際、政府と自動車メーカーが1000ポンド(約15万円)ずつ、合計2000ポンド(約30万円)を支援。このインセンティブのおかげで、低迷を続けていた英国新車市場は回復。7月は前年同月比2.4%増の15万7149台、8月は6%増の6万7006台、9月は11.4%増の36万7929台と好調に推移している。

さらに英国日産は地元製のマイクラ、『ノート』、『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)を購入した顧客に対して、独自のインセンティブを上乗せした。欧州日産のトレバー・マン上級副社長は「スクラップインセンティブは、顧客や工場の従業員、販売店スタッフなど、あらゆる方面に好影響を与えている」と語る。

英国政府は9月末、インセンティブの延長を決定。追加分として10万台分、1億ポンド(約150億円)の予算を計上し、2010年2月末、もしくは追加予算枠が埋まった時点のどちらか早い時まで、インセンティブを延長することとした。マイクラの増産体制は、しばらく続きそうな気配だ。
《森脇稔》

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