20日千葉県の幕張メッセ・幕張イベントホールで、「第1回 国際自動車通信技術展」が開幕した。会期は22日まで。
同展は大容量化が進む「車内のデータ通信」と、ブロードバンド化が進む車外の「ワイヤレス通信」、近接通信など「ロードサイドインフラの高付加価値化」に関わるテクノロジーやサービスに着目し、これらの進化によって生み出される新しいビジネスに関わる幅広い情報交流の場として企画され、今回が第1回展となる。
幕張イベントホールの展示エリアでは40社が出展する。会期初日には国際会議場で、自動車メーカーや通信キャリアの首脳をはじめとした業界の最先端に位置するキーマンを講師としてカンファレンスを展開する。
開会に先立って開会式がおこなわれた。同展企画委員会委員長の神尾寿氏が挨拶に立ち、「自動車分野と通信分野は日本を代表する成長産業。このふたつの分野をまたぐ展示は日本でも例を見ない。自動車と通信の連携によって生まれる産業は、今後10年では10兆円の市場規模を持つと予想される。この価値を育てていくためにも、今後も本展への支援をたまわりたい」と抱負を述べた。
21 - 22日の2日間は、近隣のホテルで日本では初の開催となるテレマティクスに関わる専門カンファレンス「Telematics Update」も開催される。
第1回.国際自動車通信技術展
1st.Automotive.Telecommunication.Technology.Tokyo
副題:次世代のモータリゼーションにおける新しいサービスとビジネスの創造を目指して
●会期:10月20日(火)- 22日(木)
10時00分 - 18時00分
最終日のみ17時00分まで
●会場:幕張メッセ
●主催:国際自動車通信技術展実行委員会
●後援
総務省
独立行政法人情報通信研究機構
●入場料 : 1000円(消費税込み)