GM、ハマーブランド売却…中国企業と正式契約

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GMは9日、「ハマー」ブランドの売却に関して、中国・四川省の重工業メーカー、四川騰中重工機械と正式契約を締結した。買収金額は公表されていないが、約1億5000万ドル(約135億円)と見られている。

GMは6月2日、ハマーブランドの売却先を四川騰中重工機械にすることを仮決定。四川騰中重工機械は、中国で道路工事用の特別車両などを手がけるメーカーだ。両社の4か月に渡る協議の末、ハマーブランドの売却が最終合意に到達した。

ハマーの売却に当たってGMは、米国内の3000人以上の雇用を守ることを条件にしている。これは、エンジニア、工場の従業員、ディーラーの社員などを含む人数だ。またブランド売却後も、ルイジアナ州のGMシュレブポート工場では『H3』と『H3T』を、生産委託先のAMゼネラルのインディアナ州ミシャワカ工場では『H2』の組み立てを、それぞれ2011年6月まで継続。この生産契約は2012年6月まで延長できる。

GMのフリッツ・ヘンダーソン社長兼CEOは、「ハマーブランドは四川騰中重工機械の下で、確実な成長を遂げるだろう」とコメントしている。

6月の破産法適用申請後、GMは「シボレー」「ビュイック」「GMC」「キャデラック」の4ブランドに絞り込み、経営再建中。「ポンティアック」は廃止、「オペル」はカナダの部品大手のマグナインターナショナル、「サーブ」はスウェーデンのスーパーカーメーカーのケーニグセグへ売却される。また「サターン」に関しては、9月に米国大手ディーラーのペンスキーとの交渉が破談し、廃止が決定した。

今回のハマーブランド売却契約締結により、GMのスリム化に一応のメドがついた。残る4ブランドで、いかに消費者に魅力的な車作りを目指すか。GMの再生はこの点にかかっている。
《森脇稔》

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