【ルノー カングー 新型発表】スタイリングと機能性の両立

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新型ルノー『カングー』のエクステリアデザインは、先代のアイデンティティをきちんと残しつつ、新たな工夫を加えてデザインされている。

先代のアイデンティティを具体的に挙げてもらうと、「ボンネット中央のキャラクターラインや盛り上がりを持たせたフロントフェンダー、アーモンド形のヘッドライトなどです」と話すのはマーケティング部商品計画グループのフレデリック・ブレンさん。

そして、新型としては、「まずは、Aピラー。先代は上から下まで同じ太さでしたが、今回は上下は太くて中央に行くに従って細くなります」。これは強度と視認性の問題で、上と下は頑丈にするために太く、中央付近は開放的かつ視認性を確保するために細くして安全性と視認性/解放感を両立させたデザインとしている。

また、リアピラー周りを円形にしているのはボディサイズを感じさせないようにするためだという。同時に、サイドのドアパネルの形状も、ウインドウからパネルへつながるところをラウンドさせてつなげるようにしている。これによりどこから見ても大きさを感じさせない工夫だといい、「特に斜め前や後ろから見たときにすごく絞った感じに見えるのです」。

さらに「ルーフに3本プレスラインが前後に向かって入っています。これは、空力、デザイン、剛性アップに貢献しています」という。

つまり、新型カングーのスタイリングは機能性との両立を計っているのである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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