クライスラー、再び値引き競争へ突入…最大50万円引き!!

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クライスラーグループは17日、全米の販売店で新たなインセンティブを開始した。同社のインセンティブは8月末でいったん終了していたが、9月30日までの期間限定で、今度は最大5500ドル(約50万円)を値引きする。

2010年モデルをリース契約する顧客には、特別金利を提供。対象車種はクライスラー『タウン&カントリー』(日本名:『ボイジャー』)、ダッジ『グランドキャラバン』(日本名:『グランドボイジャー』)『ラム1500』『ジャーニー』、ジープ『ラングラー』『リバティ』(日本名:『チェロキー』)だ。

リースではなく車両を購入する顧客に対しては、2009年モデルの一部車種を対象に、4500ドル(約41万円)の値引き、または金利0%ローン(最大6年間)を実施。2010年モデルの一部車種では、3000ドル(約27万5000円)の値引き、または特別金利を適用する。

また、クライスラー車のオーナーが2009年モデルを購入または2010年モデルをリースした際には、さらに1000ドル(約9万2000円)の値引きを上乗せ。つまり、クライスラー車から、クライスラーの2009年モデルに代替した場合、最大で5500ドル(約50万円)もの値引きが受けられる計算だ。

民間調査会社のオートデータ社の調べによると、8月の米国新車セールスは126万1977台で前年同月比は1%増と、2007年10月以来、1年10か月ぶりにプラスに転じた。これは7月24日から8月24日までの約1か月間実施された「CARS」(カー・アローワンス・リベート・システム)の効果。

CARSは米国版スクラップインセンティブのことで、旧車(1984年式以降で燃費は7.6km/リットル以下)から一定の燃費基準を満たした新車に代替する際に、政府が下取り車と引き換えに最大4500ドル(約41万円)分の金券を支給する内容だった。

しかし、クライスラーの8月新車販売台数は9万3222台にとどまり、前年同月比は15.4%減と低迷している。

今回の値引きは最大5500ドル(約50万円)と、米国版スクラップインセンティブの4500ドル(約41万円)を上回る額。クライスラーの切迫した状況がうかがえる。

《森脇稔》

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