フィアット プント「エボ」誕生

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フィアットは8月31日、欧州仕様の『グランデプント』にマイナーチェンジを施した。内外装のリファインや環境性能の向上を行うと同時に、車名を『プントエボ』に変更した。

初代『プント』は1993年に発表。1999年に登場した2代目まではプントを名乗るが、2005年にデビューした3代目は、従来よりもボディがひと回り大きくなったため、グランデプントに車名を変えた。今回のマイナーチェンジ後も、欧州の一部市場では2代目プントも併売されるため、プントエボの新呼称が与えられた。

外観は前後バンパー、グリル、ヘッドランプ、テールランプのデザインを変更。3ドア、5ドアともにフレッシュさをアピールする。ボディサイズは全長4060×全幅1690×全高1490mm、ホイールベース2510mm。従来よりも、全長のみ10mm伸びている。内装もインパネやシートが一新され、クオリティが引き上げられた。

エンジンはガソリン1、ディーゼル1の2ユニットで、いずれも新ユニットだ。アイドリングストップ機能の「スタート&ストップ」を導入するなどして、排出ガス性能はユーロ5に適合させた。

ガソリンは、フィアットが6月15日に発表した新エンジン、「マルチエア」を搭載。1.4リットル直4は、電子制御油圧バルブが開閉タイミングとリフト量を制御し、トヨタの「バルブマチック」やBMWの「バルブトロニック」などと同様に、スロットルバルブを使わずに、吸排気バルブをコントロールするのが特徴だ。

最大出力は105ps(NA)と135ps(ターボ)の2種類。同排気量のガソリンエンジンと比較して、パワーは最大10%、トルクは最大15%、燃費は最大10%向上。CO2排出量は最大10%低減させた。PM(パーティキュレート)は最大40%、NOxは最大60%も削減する。

1.3リットル直4ディーゼルの「マルチジェット」は、2世代目に進化。新コモンレールインジェクションや油圧サーボバルブなどを採用して、燃費やCO2を約2%改善。NOxは最大30%減らした。

また、フィアットはメタンガスとLPG(液化石油ガス)対応車も設定。メタンガス対応車は、CO2排出量が115g/kmで、100km走行して4ユーロ(約540円)という燃料代の安さが魅力。さらに、購入時にはイタリア政府から5000ユーロ(約68万円)の助成が受けられる。

LPG対応車は、1回の燃料充填で最大1500km走行できる足の長さを誇る。フィアットの試算によると、ガソリン車と比較して、維持費は約50%節約できるという。

全車が今回のマイナーチェンジを機に、7エアバッグを標準装備。とくに運転席のニーエアバッグは、同クラスで標準採用した例は少ない。アダプティブコーナリングフォグライト、「ヒルホールダー」などの安全装備も充実した。

プントエボは、9月15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。欧州では10月後半に販売がスタートする。多くの「エボ」を冠したモデルの中でも、環境性能をエボリューションさせたモデルといえる。
《森脇稔》

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