【SUPER GT 第6戦】新人コンビが夕闇のチェッカー

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SUPER GTの第6戦「第38回 インターナショナル ポッカ GT サマースペシャル」が、22・23日に鈴鹿サーキットで開催された。GT500クラスの優勝は、石浦宏明/大嶋和也組の35号車「KRAFT SC430」。GT300クラスは、14位スタートの星野一樹/柳田真孝の2世コンビの46号車「エスロード MOLA Z」が大逆転の末に優勝した。

インターナショナル ポッカ GT サマースペシャルは、今年で第38回ということからわかるように、現存開催されている国内のメジャーなレースの中では、最も歴史のある1戦。近年になってSUPER GTの公式戦に組み込まれ、毎年1000kmを6時間かけ、チームによっては第3ドライバーも擁して走る、真夏の天王山だ。今年は経済状況の影響から700km(全121周、4時間16分強)に短縮されたが、夕闇の中をゴールする伝統は守られた。

予選は、GT500クラス2年目の石浦と1年目の大嶋の07GT300王者コンビが初のポール。石浦はプライベートでの婚約を発表して最近になってめきめきと速さと安定感を出すようになってきており、パートナーの大嶋も刺激を受けたようだ。

レースは、石浦がスターティングドライバーを担当し、5周目にはファステストラップを刻むなど、一気に逃げる展開。28周を終えた時点で最初のピットストップを行い、大嶋と交代する。KRAFT SC430は相当決まっていたようで、大嶋も同様に飛ばしていき、40周を過ぎた頃には2位以下を10秒差以上にまで突き放す。58周が終了した時点でピットイン、石浦と交代した。

この第3スティントで起きたのが、2番手のラルフ・ファーマンの8号車ARTA NSX(パートナーは伊沢拓也)の火災トラブル。セーフティーカー(SC)が出動したため、35号車はマージンを失い、なおかつ各チームが急遽ピットストップを狙ったために大混乱となる。経験を求められるこういうタフな状況では、得てして新人は苦戦することが多いが、チームは大嶋を送り出す。最終的に2位以下に再び10秒以上の差を付けてゴール。GT500新人コンビが初優勝、LEXUS TEAM KRAFTは06年第3戦以来の2回目の優勝を飾った。

総合ランキングは、1号車「XANAVI NISMO GT-R」の本山哲が48点でトップをキープ(パートナーのブノワ・トレルイエは、今回モラルハザードで出場停止のため、43点で2位)。本山が頭半分ぐらい抜け出しているが、11位までが16点差以内にひしめくという、今年も接戦となっている。残り3戦、1レース最大20点獲得できるルールなので、まだまだわからない状況だ。

次戦、第7戦「FUJI GT300km RACE」は、9月12・13日に富士スピードウェイで開催。

《デイビー日高》

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