この第3スティントで起きたのが、2番手のラルフ・ファーマンの8号車ARTA NSX(パートナーは伊沢拓也)の火災トラブル。セーフティーカー(SC)が出動したため、35号車はマージンを失い、なおかつ各チームが急遽ピットストップを狙ったために大混乱となる。経験を求められるこういうタフな状況では、得てして新人は苦戦することが多いが、チームは大嶋を送り出す。最終的に2位以下に再び10秒以上の差を付けてゴール。GT500新人コンビが初優勝、LEXUS TEAM KRAFTは06年第3戦以来の2回目の優勝を飾った。