【D視点】攻める金太郎…アウディ Q5

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10年でブランド形成

アウディが東京の高級ホテルでラグジュアリーカーメーカーと宣言したことを、今でも鮮明に覚えている。しかし、メルセデスベンツやBMWといった、世界最強クラスのラグジュアリーカーメーカーが集まるドイツでの生き残りを信じた人は、多くなかった筈だ。

しかし、初代『TT』に代表されるデザインと、4WDシステム「クワトロ」という他社には例の無い優れたメカニズムを武器に、今や既存のプレミアムカーメーカーが恐れをなすほどに成長した。1999年日本国内の販売台数6400台に対して、2008年には1万6000台余りと、実に2.5倍にも拡大するなど、数字からも成長ぶりが窺える。

この成長の第一弾は、04年『A6』に、「シングルフレーム」と称する時代逆行気味な大口グリルの採用と、さらに全車種にシングルフレーム採用を拡大したことにある。この金太郎飴のようなグリルは、上品さはないが、高性能なアウディを主張することでユーザー拡大に貢献したようだ。

次なる増加は、05年『Q7』、その1年後『R8』、そして、今回のQ5など、SUVに加えてリアルスポーツカーなど、市場セグメント全方向への車種展開が挙げられる。プレミアムカーメーカーとしてのスタートを初代TTの1998年だとすれば、僅か10年で今日の地位を築いたことになるが、連続技による攻めの成果といえる。

《松井孝晏》

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