ブガッティは新型スポーツカーのティーザーキャンペーンを開始した。ブランド誕生100周年を記念したモデルで、9月のフランクフルトモーターショーで正式発表される。
ブガッティは、一部顧客にフランクフルトで行う発表会の招待状を発送。その招待状には、新型のリアスタイルが写されており、リアウインドウ中央を縦に走るテールランプ、左右4本ずつ合計8本のテールパイプが、並々ならぬ雰囲気を醸し出している。
ブガッティは、新型の詳細をいっさい公表していない。しかし関係者によると、この新型車にはフランスワインで有名な『Bordeaux』(ボルドー)のネーミングが与えられ、『ヴェイロン』とは異なる4シータースポーツカーを提案するという。
エンジンは、ヴェイロンと同じ8.0リットルW16気筒に4個のターボチャージャーを装着したユニットだが、ミッドシップではなくフロントに搭載されるのが大きな違い。しかし、最大出力1001ps、最大トルク127kgmは同数値で、ヴェイロンの0‐100km/h加速2.5秒、最高速407km/hとほぼ同等の性能を持つ世界最速の4シータースポーツカーとして、開発されているという。
また、招待状の写真から推測すると、外観は普通の4ドアセダンではなく、クーペとワゴンをミックスしたような「シューティングブレーク」的フォルムをまとうと想像できる。
ブガッティ創立100周年記念モデルは、斬新で驚異的なパフォーマンスを秘めたモデルとなりそう。9月のフランクフルトモーターショーでの正式発表に、期待が高まる。