「東京おもちゃショー2009」が16日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。同展示会は日本最大の玩具見本市で、今回は国内113社、海外22社の計135社が出展した。展示されたおもちゃは約3万6000点。
玩具市場はこの不況の中、6636億円とほぼ横ばいで推移しており、不況に強い業界といわれている。「子供の数は減っていますが、一人あたりにかけているお金は逆に増えているんです」とある玩具メーカーの関係者。しかも、不況の時に大きなヒット商品が生まれているそうだ。
そんな関係からか、新技術や新コンセプトのおもちゃも多かった。例えば、デジカメの手ぶれ防止技術を取り入れた赤外線ヘリコプター「ジャイロビー」、操縦者の声で操作する「ボイスヘリ」、地球儀にペンタッチすると知りたい情報がテレビで見られる「TV地球儀」、家庭で本物そっくりの花火が楽しめる「家あげ花火」など枚挙にいとまがないほど。
そのほか、ソーラーパワーを利用した玩具など、環境を配慮したおもちゃが展示された。玩具業界も時代や社会の動きを敏感にとらえ、エコと環境を考慮したおもちゃの開発に力を入れているようだ。
同展は19日まで開催され、18-19日を一般公開デーにしている。入場は無料で、人気キャラクターによるステージショーなど数々のイベントが企画されている。主催は日本玩具協会。