アウディは13日、ドイツ・インゴルシュタット市にアウディ『TT』の巨大モニュメントを設置した。16日のアウディ100周年記念式典を前に、地元は祝賀ムードに包まれている。
この巨大モニュメントは2006年に製作され、ベルリン、北京、香港、ミュンヘンと、ドイツや中国を回ってPR。そしてこのほど、アウディ100周年に合わせて、アウディ本社のあるインゴルシュタットに移設された。
モニュメントはTTの実車の2.5倍はあろうかという巨大サイズ。長さは10.2m、幅は4.5m、高さは3.25mもある。素材は鉄筋にグラスファイバーラミネートや発泡ポリスチレンを組み合わせおり、重量は約10トン。トレーラーに積載されたモニュメントは、クレーンに吊り上げられ、インゴルシュタット市中心部のロータリー広場に設置された。
現地では13日朝、序幕式を実施。アウディのWerner Widuckel取締役は、「このモニュメントが、アウディとインゴルシュタット市との結びつきの強さを象徴している」と挨拶。来賓のAlfred Lehmann市長は、「TTのモニュメントは、インゴルシュタットの新しいランドマークだ」と歓迎の意を示した。
アウディは16日、創業100周年記念式典をインゴルシュタットで開催。その後、19日にかけてさまざまなイベントが企画されており、アウディの地元は、メモリアルムード一色になりつつある。